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消費者金融って怖い?イメージと実際のギャップについて

コラム

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消費者金融と言う名のを聞くと思い浮かべるのは、昔のサラ金地獄の時代と言う方も多くいらっしゃることでしょう。
今も昔も消費者金融のCMでは有名人を起用するなどしており、本質的に変わっていないのではと感じる方もいらっしゃるでしょう。

消費者金融って怖い?イメージと実際のギャップについて

ところがサラ金地獄と呼ばれていた当時の消費者金融と、現在の消費者金融にはかなり違いがあるのです。
そこで消費者金融のイメージと実際とを比較して見ていきます。

消費者金融は金利が異常に高い

サラ金地獄と呼ばれた当時のイメージがそのまま残っているものの一つとして、消費者金融の金利は異常に高いと言ったものがあります。
1960年代には当時の出資法の上限である109.5%から始まり、54.75%、40.004%、39.931%、29.2%と変遷していき、2010年からは20%が上限金利となりました。
109.5%と言う金利は、10万円を1年間借りた場合には利息だけで10万9500円のもなるのですから、いかにムチャクチャだったが分かると思います。

現在は出資法ではなく利息制限法の金利で運営されており、10万円未満の金利は20%以下、10万円以上100万円未満は18%以下、100万円以上は15%以下となっており、実際には20%の金利は適用せず18%以下とする金融業者が大半です。

過払い金問題も抱えている消費者金融

ちなみによく耳にする過払い金の問題ですが、出資法での制限が29.2%の時代の話でして、15~20%を上限とする利息制限法と29.2%を上限金利とする出資法、この2つの上限金利に挟まれたいわゆるグレーゾーン金利によって利払いを行っていた人が返還を求めている問題です。
これにはみなし弁済と言って、利息制限法の上限を超える利払いについて、借主が任意で返済した場合は認められるといったものだったのですが、2006年の最高裁判決によってこのみなし弁済の要件に当てはまらないとの判断がなされ、グレーゾーン金利部分の返還を求める過払い金の騒動に発展したのです。

昔はもっとグレーゾーンの幅が広かったのですが、完済後10年とされる時効の関係で請求できないので話が出てこないのです。

消費者金融は取り立てが恐ろしくて厳しい

テレビドラマや映画の世界でよく描かれる、恐ろしくて厳しい取り立てのシーン。
あれは闇金の世界なのですが、実際に昔は消費者金融でも近いことが行われていました。
ただ現在では厳しく規制されており、一般的な消費者金融ではまず起こり得ないことだろうと思われます。

正当な理由なく21時から翌8時の間に利用者の自宅への訪問や、電話・FAXを送る行為。
正当な理由なく利用者の勤務先や自宅以外の場所への訪問や、電話・FAXを送る行為。
利用者から帰るようにと意思表示されたのに帰らない。

張り紙や立て看板、またはその他の方法で利用者の借金に関する事実や私生活をばらす行為。
他人や他の金融業者からお金を借りるなどして返済するよう要求する行為。
利用者以外の人間に代わって返済するよう要求する行為。
弁護士や司法書士に債務整理を依頼したと通知を受けた後も利用者に返済を要求する行為など。

現在の消費者金融の取り立て方法とは

先の章で禁止されている取り立て行為を記しましたが、では現在の実際の取り立て方はどのような感じなのでしょうか。
まずは携帯電話へ電話連絡します。
キチンと電話に出るか、後ほど折返しで電話を掛ければ問題ありません。

電話でのやり取りも事務的に..

「まだご入金いただいておりませんが、いつ頃までにご入金いただけますか?」

..といった感じで進められます。

そして約束した日にちまでに入金すれば、それ以上の取り立て行為が行われることは稀となります。

最初の携帯電話への電話で反応が無かった場合には、自宅へ督促状の送付、自宅への電話、自宅への訪問といった順で取り立てが進むことになります。

怖い取り立てはありませんが、借りた物を返すのは当たり前のことです。
取り立てなんか怖くないからと言って返済せずにいれば、裁判など法的手続きに進むことになりますよ。

以上、消費者金融って怖い?イメージと実際のギャップについて...でした。

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