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個人が借りるであろう高額融資と言えばまずは住宅ローンですね。
年収の5倍以上のお金を借りて返済していくこともあるのですが、では使い道を限定されないフリーローンやカードローンでは、いったいどの程度までの借り入れが可能なのでしょうか。
それよりも、そもそも個人で高額融資を受けることって可能なのでしょうか。
消費者金融では総量規制の壁が立ちはだかります
消費者金融を利用して最大限にお金を借りた場合、いったいどのくらいまで借りることができるのでしょうか。
貸金業法において年収の1/3以下までしか貸し出せない消費者金融では、高額と言えるほどの貸し出しを受けることは難しいですね。
年収が900万円ある人でも300万円が最大の貸出金額となるのです。
ただし個人事業者などが事業ローンなどを利用する場合には総量規制の制限を受けませんから、年収に関係なく事業の状態によって貸出を受けることは可能です。
銀行のカードローンならば高額融資も可能
銀行は消費者金融と違って総量規制の対象ではありませんので、年収の1/3と言った制限はありません。
勤務先や勤続年数、家族の状況や住居のこと、もちろん年収などが総合的に勘案されて、利用限度額が決定されます。
銀行では勤務先や勤続年数を重視することが多く、年収がやや低い場合でも勤務先によっては驚くほどの限度額のカードローンを発行することもあります。
それも年収よりも高い限度額となることも多々あります。
逆に年収は相当高いのですが、勤務先の安定性などから限度額を低く抑えることもあるのです。
このように銀行では勤務先と勤続年数などを特に重視する傾向にあり、カードローンでも限度額が800万円とか1000万円と言った高額融資を受諾することがあるのです。
高額融資可能なカードローンの方が金利が低い
同じ銀行のカードローンを利用する場合において、限度額が100万円の人と500万円の人とでは金利にかなりの差が生じてきます。
これはどのような融資でも同じなのですが、貸出金額が大きくなればなるほど金利は下がって来るものなのです。
限度額が100万円と500万円のカードで10万円を借りた場合でも、やはり500万円を限度とするカードの方が支払利息は安くなるものなのです。
だからと言って限度額を高額にしてカードローンを申し込んだところで、勤務先や年収によっては審査落ちとなってしまいます。
理不尽だと感じてしまいますよね。
使用目的が決まっているのならば
カードローンは使用目的を問いません
(事業資金としては使えないことがほとんどですが)
このために高額融資となっても金利が比較的高めに設定されています。
例えば自動車の購入や修理といった目的ならば、自動車ローンを使う方が金利は安くなることが一般的です。
使用目的は限定されますし、提出する書類はかなり多くなりますが、それぞれの使用目的にあったローンを利用する方が金利は総じて低くなります。
住宅ローンなどがその典型であって、頭金があるので500万円程度の借り入れとなった場合でも、その金利は条件によっては1%を下回るほどとかなり低くなり、経済的負担は相当軽くなるのです。
事業目的ならば
基本的にカードローンは個人向けであり使途は自由なのですが、事業に用いることは禁じられています。
ある程度の高額融資が必要であり、使用目的が事業ならば事業者向けのローンを利用すべきですね。
事業計画書など用意すべき書類は多くなりますが、現在の収入以上の借り入れも可能になる場合があるなど、先々の事業展開を考えるのならばぜひ利用を検討していただきたいです。
事業用のローンは銀行のほか、消費者金融でも扱っている業者がありますし、信販系などでも扱っている場合があります。
また事業者向けのローンは総量規制の対象外ですので、消費者金融や信販系などノンバンクでも借り入れが行いやすくなっています。
以上、高額融資って個人でも受けられるのかを見てみましょう...でした。