カードローンって名前はよく聞くけどいったい何なの？

テレビCMでもかなり目にすることが多いカードローン。
大手の銀行だったり消費者金融だったり、カードローンのCMを流す企業はそこそこの数になりますよね。

でもカードローンがいったいどのようなものなのかを知らない人が多くいるのも事実です。
そこでまずカードローンのアウトラインを解説していき、どのようなものかと言う雰囲気を掴んでいただければと思います。

カードローンっていったい何なの？

テレビでカードローンのCMを見ない日は無いと思われるほど、割と頻繁に流されているので名前はみなさんご存知だと思います。
ローンと名前が付いていますから、お金を借りられるものだとは察しが付くとは思いますが、それ以上の詳しいことは分からない方が多いのが現状ですね。

カードローンの最大の特徴は使途を問わない点です。
一般的にお金を借りる際には使用目的を問われ、その目的別に金利が違っていたり、必要な書類を用意して提出することになります。
カードローンは使用目的を問われませんので何にお金を使おうが自由です。
そして必要な書類も必要最低限に抑えらており、かなりお金が借りやすいものだと言うことができます。
また無担保でお金の借り入れが行えることも特徴ですね。

カードローンの名前の由来ともなっていますが、カードを使ってATMなどから簡単にお金を借りることができます。
貸出可能な範囲内であれば、何度でもお金を借りることができるのです。
ただし金利は、他のローン商品に比べて高めに設定されています。

カードローンってどこが行っているものなの？

まずおおまかにカードローンを分けると、銀行系・消費者金融系・信販系に分けることができます。
銀行系はその名の通り銀行が発売しているカードローンで、○○銀行カードローンのといった商品名が大半ですね。

消費者金融と聞くと昔のサラ金のイメージが付いて回りますが、度重なる法改正と規制によって全く昔のイメージとはかけ離れたものとなっており、大手銀行グループの一員となったり独自で新たなグループを形成するなどしており、消費者金融系のカードローンも安心して利用できるものとなっています。

信販系はクレジットカードの会社が行っているカードローンで、クレジットカードのキャッシング枠はあくまで利便性のために付けているに過ぎませんが、カードローンはお買い物とは全く別のローン専用のカードとして発行されることが一般的です。

カードローンなんてどこで契約してもあまり違いがないのでは？

最も大きな違いは金利に差があることですね。
銀行系カードローンが相対的に金利が安く、次いで信販系で消費者金融系が最も高いと言った感じです。
消費者金融系が高いのは事実ですが、昔のように法定金利以上を取ることはありません。
そして金利が高い消費者金融系が最も審査にかかる時間が短く、銀行系が最も審査に時間がかかると言った傾向が見られます。

ただし最近ではそれぞれが顧客獲得を競っており、消費者金融系では借り入れ当初の金利が0だったり、銀行系でも審査にかかる時間を大幅に短くするなど一概に述べにくい状況であることは確かですね。

カードローンっていくらくらいまで借りることができるの？

実は貸金業法に総量規制と言う制限があり、簡単に言えば年収の1/3までしかお金を借り入れることができません。
全ての借入金で計算しますので、A社で年収の1/3まで借りたので今度はB社で借りようと言ったことができないのです。

しかしおかしいなと思った人はいませんか？

例えば住宅ローンなんて年収の何倍ものお金を借りてローンを組んでいますよね。
実は銀行などからの借り入れについては総量規制の影響を受けないことになっており、銀行系カードローンも同じ扱いになっているのです。
ただし銀行系のカードローンは審査が厳しく、住宅ローンや教育ローン等以外に借入がある場合は審査が通りにくいのが実情ですね。

カードローンは誰でも利用できるの？専業主婦や学生は？

先ほど年収の1/3までしか借りられないと書きましたので、すると専業主婦や20歳以上の学生は借りられないのかなと思いますよね。
まず消費者金融系や信販系から。
総量規制などの影響を受けるため、専業主婦はカードローンを利用できません。
学生の場合ですが、20歳以上でバイトによる安定した収入があれば申し込み可能です。
主婦でもパート収入があるなどすれば利用は可能となります。

銀行系の場合

総量規制の対象外のため、銀行系のカードローンに専業主婦の名前で申し込むことが可能です。
ただし一般的には夫の名前で申し込むほうが審査に有利だったり、貸出限度額が多くなるなどします。
三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行ならば貸出限度額が低くなるものの、夫に内緒で借り入れることもできますよ。
学生の場合はやはりバイトなどによる安定した収入がれば借入は可能です。

以上、カードローンって名前はよく聞くけどいったい何なの...でした。